ヨクスルJAPAN

2016.04.27

政治を身近に感じてほしい!21世紀の自治【江別市議会議員 堀直人さん】

さぶみっと!ヨクスル運営の甲斐大樹です。

2016年4月21日(木)札幌にて、さぶみっと!ヨクスル in 札幌「Webのチカラで札幌の課題を解決しようぜ!」を開催いたしました。

さぶみっと!ヨクスルは、全国6都市で開催し、地元でやりたいことがある人を地元のみなさんで全力を応援するイベントです。

今回、さぶみっと!ヨクスル in 札幌の「課題を聞いて解決アイデアを考える」の第2部で、ヨクスルプレゼンター(※)としてご登壇いただいた、堀直人さんへ感想をお聞きしました。

※ヨクスルプレゼンター:さぶみっと!ヨクスルのイベントの「2.課題を聞いて解決アイデアを考える」の部にて、自身が感じている地域の課題や地域に対してやりたいことを発表するプレゼンター。このプレゼンを元に参加者はアイデア出しのディスカッションを行います。

-(大樹)堀さんは札幌市の隣にある江別市で市議会議員をなさっているということですがどうして市議会議員になられたのですか?

堀さん
広告の仕事をしていたのですが、2010年に会社をやめて、NPO法人北海道冒険芸術出版を設立しました。本を作るために、たくさんの人とお会いするようになったのがこの時期です。


観光学術学会出版奨励賞を受賞した本の編集

そうするとクリエイティビティのある人によく会うようになったのですね。
そういった人たちの多くは、不思議とまちづくりなどに取り組んでいられることが多くて、僕もまちづくりに関わっていくようになりました

2014年5月には、まちづくりは地域の編集じゃないかと考えるようになり、日本編集株式会社を作りました。出版の仕事で、編集者をやっていたのとリンクしたんですね。しかし、地域の資源を活かせればコンテンツが生まれてまちづくりができると思ってやったのですが、うまくいかなかったんです。


現代染色家の方とのコンテンツづくり

一方で、自分は地元に対して「何もできていない」っていう思いが強くなってきていて、その頃にお会いした方が、江別市のNPOで事務局長をしている方でした。この人たちと一緒に、江別のまちづくりをしたい

今回は地域の資源ではなく、地域の取組を動機にしました。そして、まちづくりのための手法は、もちろんいろいろあるとは思うのですが、地域を根本的に変えるには行政の力が不可欠であると思うようになり、自分は市議会議員という役割を果たそうと考えました

-(大樹)すごい行動力ですね。

堀さん
いえいえ。
国を変えるのは大変ですが、地域レベルで社会を変えることは可能です。たとえば自分が市議会議員になるなどして、少なからず地域を動かしていけます。選挙活動も意外とお金がかからなかったりするんですよ(笑顔)

僕が、今みなさんにお伝えしたいことは、「僕がはじめたような小さな政治があり、こういう行政との関わり方もあります。もっと、政治を身近に感じてほしい。」ということです。

-(大樹)なるほど。お話を聞いて、たしかに身近に感じてきました。だって堀さんはすごく気さくだし(笑)
では、次の質問になるのですが、誰からさぶみっと!ヨクスルのことを聞いたのですか?


堀さん
道庁の職員さんに紹介していただいていた、はまなす財団の小倉さんです。
実は、さきほど「うまくいかなかった」ことがあったとお話をしましたが、そのときに小倉さんには本当にお世話になってたんです。

-(大樹)このお話を聞いた時、最初はどんな印象だったのでしょうか?

堀さん
小倉さんから「さぶみっと!ヨクスル」の資料を見せていただいたのですが、資料の作り方がIT業界らしくて新鮮でした。
「どういう内容なんだろう?」「どういう人が来るんだろう?」って思いました。

-(大樹)そんな風に思われたのにどうしてこのお話を受けていただいたのでしょうか?

堀さん
理由があるというよりも、僕は基本的に誘われたら断らないようにしています。
共時性、偶然性とかあるじゃないですか?そういうものから面白いものが生まれるって、僕は思っています。
誘われた先に、先入観を持たずに飛び込んでみる。昔からなんです。

-(大樹)どんな課題を出していただいたのかあらためてご説明いただいてもよろしいでしょうか?

堀さん

「21世紀の自治を作りたい」

です(笑顔)

手づくり感のあるフォントに「身近に感じてほしい」という思いが込められている

-(大樹)実は、運営メンバー全員とも、「こ、このテーマは難しい。。」って思ってました(笑)
でも、堀さんの課題には10名弱集まって、がいろいろアイデアは出た感じでしたよね?


堀さん
そうですね。自分では気づけなかった面白いアイデアがありました。
ただ、課題の作り方、アイデアだしのブレストの進め方によっては、もっとアイデアを出しやすいように出来たかなと思いました。

-(大樹)たしかに、それは僕達の反省点で、、どういう点に気をつければよかったでしょうか?

堀さん
まずは、課題を聞いてくれる対象者がわからなかったので言葉の選び方が難しかったです。僕達からすると自治って言う言葉は、たとえば「自治会」みたいな意味合いだったりするときもある。甲斐さんは、「難しい」って思われたと思うのですが、「自治会」って聞くとどうでしょう。

-(大樹)自治会と聞くと急に身近な印象になります。

堀さん
そう。実は、僕の課題発表シートをお見せしたときに、少しやりとりさせていただきましたけど、そのやりとりの中で「ちょっと難しそう」って思われたのかなって感じていました(笑顔)
だから、あとでもう少し具体的なアイデアを出すようにしたんですね。

-(大樹)そうですよね。はじまる直前まで手をいれていただいてこちらの仕切りがよくなかったですよね。猛省です。
そのようにしてもらった課題に対して、よいアイデアは出したでしょうか?


堀さん

クラブのような場を作る

というのはよかったです。札幌市に住む人達ならではのアイデアだと感じました。僕には、10年ぐらい先を実現したいと思っていることがあって、その過程の中でファーストステップになりえると思いました。

また、地域の資産を体験できるツアーをパッケージ化して売るというのも面白いですね。

市議会議員という公的な仕事をするようになり、少しビジネスから距離が出たのですが、今回の機会であらためていろんなビジネスアイデアがあるというのを、思い出させてもらった気がします。

-(大樹)クラブというのは、いわゆる音楽やダンスをするクラブですよね。

堀さん
はい。自由に使っていい場所があれば、人が集まり交わりアイデアが生まれると思います。
また、あまり地域イメージのない江別市に、合っているって思いました。

ただ、僕は編集者をずっとしていたので、創る人たちが創りやすいような環境づくりを技術としてきました。
まちづくりも似ていて、地域のなかにそうした「空気」をつくるというか、機運づくりをしていくのが大事だと思っています。
北海道の言葉で言うと、「クラブができささった」という状況を作っていきたいって思っています。

そして応援してくれた札幌の皆さまと江別の皆さまをつなぐことで、新しい突破口ができそうな気がしていてそこに期待しています。
応援者のお名刺をいただきましたが、その方々とぜひ連絡を取って行きたいと思っています。

アイデア出しのテーマになった「観光を手段とした地域再生」を目指す歴史的建造物が密集しているエリア

-(大樹)いいですね。僕たちは、これからもさぶみっと!ヨクスルを続けていきますが、さぶみっと!ヨクスルで課題を出してくれる方へ何かアドバイスはありますでしょうか?

堀さん
課題を解決することがこういう風に社会がよくなるというゴールを持っていただいたほうがいいです。そうすることで自分の立ち位置がしっかりと決まります。

そして、アイデアを考えてくれる方々も、そういうことなら「考えよう!」と思ってもらえると思います。

僕も少し反省で、さぶみっと!ヨクスルの流れというかやることがわかっていたら、もう少しみなさんにとって考えやすい設定ができたかなと思いました。

-(大樹)僕達にとってもすごくためになるアドバイスです。次からのさぶみっと!ヨクスルで活かしていきたいとおもいます。
また、半年後にさぶみっと!ヨクスルを札幌で開催する予定です。その時に登壇したらいいと思うオススメの方はいらっしゃいますか?


堀さん
江別市に橋本さんという、すごい方がいます。前出のNPOの事務局長ですが、今は独立し「COMMUNITY HUB 江別港」という風変わりなスペースを運営しています。編集者視点の僕とは違うファシリテーターということもあり、ゴール設定とそこへの導き方がうまい方です

-(大樹)そうか、そういう視点もありますね。それでは最後になりますが、これからのさぶみっと!ヨクスルに一言いただけますでしょうか?

堀さん
人とのつなぎって、本来なら僕自身が環境を整えて人を招いてしないといけないと思うのですが、今回の五十嵐さんや甲斐さん達、さぶみっと!ヨクスルのメンバーが環境を整えてくれていて、実際に札幌の皆さまとつながったので本当にありがたかったです。

そういう役割だけでも、このイベントは価値があると思いますよ。

-(大樹)堀さん、お忙しいところ本当にありがとうございました。また次回も、ぜひお越しいただけるとうれしいです。



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